電波を受信せよ!真空管FMチューナーキット |
この真空管FMチューナーの設計を監修したラックスマンというメーカーは高価なオーディオアンプなどを作る会社のひとつで、オーディオマニアから高い支持を得ています。
■組立
前置きはこの程度にして、早速パーツ構成をチェックしましょう。付属品は金属ケース、チューナー基板、ネジ、ツマミ類、ワイヤーアンテナ、ACアダプター、真空管12AU7などです。
組立てにはプラスドライバーとラジオペンチが必要ですが、やや力が要るので工具の選び方を誤ると部品を壊したり、工具が壊れたり、組立の苦労が倍になる場合があります(組立説明書にも一部注意書きがあります)。
本キットをより簡単に組立てられる、比較的安価で使い勝手の良いドライバーとラジオペンチの一例を下記リンクに載せましたので、不安な方はご活用ください。
■動作
組立て後、動作中の真空管FMチューナーキットの完成形です。真空管FMチューナーLXV-OT8キット動作例 |
本体は反射を抑えた凹凸のある落ち着いたパールホワイトで高級感があります。
チューナーの奥で真空管12AU7がジワリと光っています。
操作系は電源スイッチ、選局ダイヤル、FM WIDE SELECTOR(ワイドFM切替)ボタンの3つだけです。
正面に取付けたアルミ削り出しに見える、高級感のあるダイヤルを回し選局します。
ワイドFMはFM WIDE SELECTORボタンを押すと切替ります。
同調ランプ、ステレオインジケーター、ワイドFM受信中ランプが光ります。
■受信感度
ラジオの受信感度はアンテナにもよりますが、付属のワイヤーアンテナを使ってもなかなか良いです。よしおは外部アンテナを使用して受信しましたが、高性能といわれているポータブルラジオXHDATA D-808を含むDSPラジオと同等の感度が出ていると思いました。
■音質
この真空管FMチューナーLXV-OT8キットの音声出力はピンジャック式ラインアウトのみのため、アンプとスピーカーが別に必要です。ここが普通のラジオと据置型チューナーとの違いですね。ステレオ感は何となく最近のポータブルFMステレオラジオよりもわずかに少ないものの、高音を含むつややかさが何となくキラリと光る感じです。
アンプとスピーカーで音が大きく変化するので説明しづらいですが、何度も使っていると、もう少し聞いていたくなります。
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この真空管FMチューナーLXV-OT8のキットは質感もさることながら、キットにもかかわらず高品質なパーツを多用しているため、個人的には満足感が高いと思いました。
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