ID-4100シリーズは下記の点などがID-880よりも機能アップしています
・Windows PCやAndroid端末と接続しインターネットを介してD-STARレピータへ接続が可能
・無線機自体がD-STARレピータのように機能するアクセスポイントモード(要免許変更)
・フルドット液晶(ID-880は14セグLCD)
・準天頂衛星みちびき対応内蔵GPS(ID-880は市販GPS受信機が必要)
・Android端末とBluetooth接続しテキストや画像の送受信が可能(UT-137必要)
・オプションのBlutoothヘッドセットVS-3対応(UT-137別途必要)
・通常(0.95kbps)の3.5倍(3.48kbps)の転送速度のFastデータ通信機能
・音声を受信しながら50chバンドスコープ表示可能
・マイクロSDカードに本体設定、送受信ログ、交信内容、GPSログ、送信用音声の保存が可能
・バックライト色に白と青が追加され、黄色が削除された
同社製ID-5100シリーズのような2波同時受信やタッチパネルはありません。
スペック比較をします(クリックで拡大)。以下は左がID-4100シリーズ、右がID-880シリーズです。
◆一般定格
ICOM ID-4100(左)とID-880(右)、一般仕様 |
メモリーの種類が増加しました。
コントローラーのサイズは全く同じです。本体の幅と高さは変わらず、重さと奥行きが減っています。
ID-4100シリーズは800~900MHz受信が削減されています。周波数ステップ100~200kHzがなくなりました。
◆送信関連
ICOM ID-4100(左)とID-880(右)、送信関連仕様 |
目立った変化はないようです。
◆受信関連
ICOM ID-4100(左)とID-880(右)、受信関連仕様 |
全体的にアマチュアバンド以外の受信感度が低下しています。特に230~260MHzは近距離ならば実用になる程度です。
それ以外目立った変更はなさそうです。
以上のように、ID-4100シリーズはID-880シリーズにはない手持ちのPCやスマートフォンとの連携機能、オプション追加で可能となるBluetooth通信機能が新搭載されています。
受信に関しては800MHz帯がカットされ、アマチュアバンド以外の感度が全体的に抑えられています。
大きさはID-880よりも奥行きがコンパクトになった以外は幅と高さが同じで、コントローラーの外形サイズもまったく同じですが、マウントベースMBF-1が装着済みで本体とコントローラーを分離して運用する場合はコントローラーブラケットMBA-8が必要です。またコントローラー一体時の本体の固定はID-880シリーズのブラケット(MB-120)が使用できない(MBF-4が必要)ので注意しましょう。
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