・SDS100 Coming Soon - Uniden(英語)
米ユニデン SDS100(公式?説明書から) |
現時点で公開されている情報や関連情報によると、SDS100はUSB電源または付属リチウムイオン充電池で8時間程度動作するデジタル復調スキャナー(メモリースキャン主体の広帯域受信機)です。
大きさは推定でおおよそ幅6.5×高さ15.6×厚み4.2センチ、重さは推定で本体のみ200グラム台、充電池の重さは推定で100グラム付近です。
このSDS100の外観は下記ユニデンアメリカの公式ツイッター投稿にあるように、IPX8の防水性能を持つ同社がリリースを予定している船舶無線機のデザインを発展させたもののようです。
Easily press the distress key if you find yourself in trouble with the MHS335BT marine radio’s MOB and strobe light features. #Uniden #Marine #Communications pic.twitter.com/ZZkXm7V4EF— Uniden America Corp (@Uniden_America) 2018年2月19日
米ユニデン 発売予定?の船舶無線機MHS335BT |
次に発売中のBCD436HPとの比較をしていきましょう。
SDS100の特徴の詳細は上記を参照していただくとして、公開され推定可能な情報の範囲でチェックしますと、BCD436HPと比べ下記の特徴があるようです。
- SDR
- IPX4防滴
- カラーディスプレイ
- 表示色反転と表示色変更が可能
- 真のI/Q受信機
- 感度アップ
- リチウムイオンバッテリー(USB充電可能)
- 充電電流2倍
- 充電インジケーター
- 復調デジタルモード表示
- 有償アップグレードでNXDN(RANコードデコード含む)、Hytera XPT復調対応
- 付属マイクロSDカードは8GB
オーディオAGCとサーチ速度は明記されていないので何らかの飛び道具を出してくるかもしれません。
次に現時点で判明しているSDS100とBCD436HPのメニューの違いを3つの表に分けてチェックします。表の左がSDS100、右がBCD436HPです。違う項目は黄色で表しています。”?”マークは不明を表します(いずれもクリックで拡大)。
やはりAGCの記載はありません。
表示がモノクロからカラー化されたため、表示系のオプション設定項目も変わるでしょう。
AnalyzeとDiscoveryメニューは現時点で非公開です。
しかしLCNファインダーは下記Youtubeのビデオに表示されているため恐らく装備してくるかもしれません。
上記動画が見られない方はこちら
このSDS100は今年(2018年)7~9月頃発売予定。価格は当記事執筆現在8万円ほどを予定しています。
「SDRなので弱い電波受信時は他のスキャナーよりもデジタル受信性能が良い」などという触れ込みがニュースリリースに記載されているため、現行品BCD436HPよりもデジタル復調性能が上がっているかもしれません。
SDRを搭載しながら現地価格で10万円相当を大きく下回るSDS100に対して、昨年(2017年)発売延期された非SDRのAOR AR-DV10と、未発売のアイコム IC-R30に米国で勝ち目はあるのか、興味のあるところです。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・米ユニデン スキャナー搭載CB機 BearTracker885発表 (2017/03/25)
・ユニデンアメリカ、デジタル復調スキャナー2機種発表 (2013/11/18)
・AOR AR-DV10発売延期を告知 (2017/12/01)
・発売前のIC-R30機能を再チェック(2017/12/17)
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