2023/02/12

八重洲無線VX-8DにFGPS-2とCT-136を装着

生産終了した八重洲無線のVX-8Dへ、やっとGPSアンテナを取り付けました。

VX-8D, FGPS2, CT-136
八重洲無線VX-8DへFGPS-2装着例

 

VX-8Dは50MHz/144MHz/430MHz帯をFMで送受信できる、八重洲無線が発売していたハンディタイプのアマチュア無線機です。

広帯域受信機能やAM/FM/ワイドFMラジオを聴きながら無線を2波同時受信&同時待ち受けできるAFデュアルもついています。 

 

今やハンディ機にGPS内蔵は当たり前ですが、VX-8(VX-8D)が発売された2010年前後、GPSやBluetoothを内蔵した市販のアマチュア無線機は見当たりませんでした。

当時VX-8D専用のオプションとしてGPSアンテナユニットFGPS-1とFGPS-2が発売されていました。よしおが選んだのはFGPS-2です。

このGPSアンテナユニットFGPS-2の取り付けにはGPSアンテナ接続アダプター、CT-136も別途必要です。

写真はFGPS-2とCT-136を装着した状態です。

 

VX-8D + FGPS-2(左斜めから)


なぜ今更GPSアンテナユニットを取り付けたのか。それは生産終了と聞いた後に突然GPSアンテナユニットを取り付けたくなったからです(笑)

しかし八重洲無線のオプションは生産終了後の入手が物により大変困難です。

特にFGPS-2はなかなか見つからず、よしおはしばらくの間、全国のラジオを受信しながらFGPS-2探しの旅に出ていました。

FGPS-1は比較的、秋葉原でも見つかるようですが...。

 

やっと手に入れたFGPS-2とCT-136でしたが、忙しく過ごしているうちにアマチュア無線家なら最低でも一山築くであろう、ジャンク山という禁断のインドア小宇宙へFGPS-2とCT-136が埋没してしまい、しばし行方不明になっていました。

ところが最近、ジャンク山を登山中?に2つのオプションパーツを立て続けに発掘したため急いで組み立て、本日お披露目できた次第です。

思えば5年...長い道のりでした。


FGPS-2とCT-136を取り付け電源を入れ、しばらくすると衛星を捕捉します。

すると下のように緯度と経度、高度、速度、進行方向、現在時刻などが見えます。

FGPS-2装着時のGPS表示(一部画加工済)

少し見づらいですが、液晶画面左下に捕捉した衛星の数(写真は"6")が表示されています。

この画面とAPRSオプションメニューが出てきたとき、よしおは思わず感動してしまいました。

FGPS-2の受信感度は現代のスマートフォンに負けず劣らずで、コンクリートの建物内でも比較的楽に受信できます。


試しにVX-8Dに付属していたアンテナとFGPS-2を同時に取り付けてみました。

VX-8D + FGPS-2 + 付属アンテナ

日常の取り回しを考えると、下のように感度を犠牲にしても社外品のショートアンテナSRH920を取り付けたほうがバランスが良いかなと思います。

VX-8D + FGPS-2 上から

 

こうしてみるとGPSアンテナだけで現代の小型特小トランシーバーサイズですね。

今ならば「スターリンクの携帯端末です」と説明すれば不審者扱いされないかもしれません(というか尋ねられた時点で不審者)。


GPSアンテナユニットを取り付けたVX-8Dを手にできて感無量です。


それにしてもVX-8Dはよい無線機・受信機と思います。

FMラジオがステレオで受信できたり、2波同時受信中の電波をステレオイヤホンの左右独立音声で聴けるのはポイントが高いです。

50MHz帯のアマチュアバンドも1WながらAMで出られますし。

エアバンド受信音もシャーシャーうるさくなく、まろやかでいいですね。 


何といっても引き締まった独特の外観が所有欲をくすぐります。 


よしおのVX-8Dはあちこち持ち歩き傷だらけですが今でも現役です。

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