少し前になりますが、12月27日まで池袋パルコミュージアムで開催されていた大ラジカセ展に訪れました。
あまりにもコレクションが膨大なので全部は紹介しませんが、会場には所狭しとラジカセが並べられていました。
数あるラジカセの中でラジオ機能に特徴のあるものは下の3製品でしょうか。
一つ目は松下(ナショナル、現パナソニック)のRQ-554です。
短波は1.6~30MHzを3バンドでカバー。正面にSメーター、上面にAM放送のみですが感度切り替えスイッチを装備しています。
二つ目は松下(ナショナル、現パナソニック)のステレオラジカセRX-7700です。カセット部はクロームテープ、Frクロームテープに対応しドルビーNR(ノイズリダクション)、ステレオマイクを搭載。
短波は1.8~28MHzを3バンドでカバー。
そして最後はスカイセンサー5900にカセットを内蔵した高級機、ソニーのCF-5950です。
ラジオ部はICF-5900譲りのバンドスプレッドダイヤルとBFO、クリスタルマーカーを装備。短波は3.9~28MHzをカバーします。
なんとベリカードコーナーもありました。
収録スタジオを再現したコーナー。壁にはソニーCF-1480のチューニング窓のモチーフが。
物販コーナーではレストアされた希少なラジカセが販売されていました。訪れるたびに販売される製品が変化していました。
こちらは2017年に新発売の、オリジナルラジカセのモックアップです。
今回の大ラジカセ展はラジカセの枠にとらわれず、カセット特集やラジオ放送局とのコラボレーションが見ごたえ十分で楽しめました。
来場者は一見したところ、女性や男性を問わず20代から70代ほどまでの方が広く訪れていたように思えます。
昔のラジカセは世界の短波放送を受信できたのが懐かしいですね。
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[関連記事]
・TVアニメにあのスカイセンサーが登場!?(2016/10/10)
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2016/12/31
2016/12/17
アルインコ DJ-R200D入手直後のファーストインプレッション
アルインコのハイエンド特定小電力トランシーバーDJ-R200Dをゲットしました。ここではDJ-R200Dを動作させ、DJ-R100Dシリーズとの比較など、気になっていたことを簡単に確かめて箇条書きにしてみました。
もっとも関心のあった日本語音声ガイダンス機能は、チャンネルやグループ番号を読み上げてくれるのは良いのですが、セットモードでは表示項目名や設定内容を読み上げてくれると思いきや、セットモード表示の順番の番号だけを読み上げるという、さほど意味をなさない動作と思いました。
発声が操作後にワンテンポ遅れるのも気になりました。音声発声中に無線機が操作不能になることはありませんでした。
今回はDJ-R200Dについて気になったこと、簡単に確かめられることをチェックしました。
メーカーWebサイトにアップされる補足説明書が後日登場するらしいので、もう少し詳しいレビューは後日掲載予定です。応えられるか分かりませんが、リクエストがあればコメントへどうぞ。
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[関連記事]
・アルインコ 全部入り特小無線機DJ-R200Dシリーズ発表(2016/12/07)
・アルインコDJ-P222Lファーストインプレッション(2015/11/01)
・アルインコ DJ-CH201 DJ-CH271特小無線機発表(2015/11/17)
![]() |
DJ-R200D |
[音]
- 送信音質はDJ-P222と変わらず。つまり変調は浅めだがクリアで強風の風吹かれに強い
- 受信音質は高音が強調されている。そのせいか、モニター時のブチブチ音はさほど気にならないレベルというのが第一印象
- ボタンを押した後のビープ音が出る時のポップノイズ(ボフッ音)は程度が軽減されている
- DJ-R100Dよりも音量が大きく、よりはっきり聞こえるようになったようだ
- 音声ガイダンスは音量を1(最小)にしてもうるさい。イヤホンマイクをつなぐとビープ音は適度に小さくなるがガイダンス音声は爆音でうるさいと思う(切可能)
[新機能]
- 音声ガイダンスありにすると電源ボタンを押すたびに現在の無線機の状態をしゃべってくれる
- ショックセンサー(マンダウンと同じ?)はDJ-R200Dに軽い衝撃を与えたりトランシーバーを傾けるとアラームを送信する。このモードでダイヤルを3回押すと下記のような説明書にはない表示が現れる
- (タイムアウトペナルティ)短縮モードはモード14とモード15。モード14が単信、モード15が複信(同時通話)
- 単信の短縮モード(下記写真)の動作はトーン周波数100Hzで中継b12を送信後、トーン周波数136Hzくらいで中継b21へ移動し送信、以降これを繰り返す周波数ホッピング。b21が使用中の場合はb12に留まる。制御チャンネルの送信動作はなし
[端子の仕様変更]
- イヤホンマイクジャックが1ピン防水タイプへ変更された。従来の2ピンタイプは非防水タイプの変換コネクタが必要(予想通り)
- 外部電源のDCジャックの防水キャップが着脱式となった
[そのほか気になることの確認]
- 電話モードは引き続き使用可能。DJ-R100Dとの互換性はあるがコンパンダ機能は併用不可
- 手元にある市販の2400mAh 単3型ニッケル水素充電池を使用したところ、下記の電圧でもあっさりと起動した(メーカー保証外、自己責任)
- DJ-R100D(下記写真左)とDJ-R200D(下記写真右)を並べるとDJ-R200Dのバックライトが明るい。ボタンもLEDで光っている(ツマミと側面ボタンは光らない)
- アンテナの長さはDJ-R100D、DJ-R200D(いずれもロングアンテナ"L"タイプ)でそれほど違いはない
- 受信信号録音機能は説明書に記載がないようで試していない
- 温度センサーへのアクセス方法は不明(説明書に記載なし)
- 着信バイブレーターは、音は静かになったが振動の強さはDJ-R100Dと変わらず弱い。但し電池の減りは少なくなったようだ(すぐに電池切れマークは表示されない)
- 着信音、エンドピーなどの音色はDJ-R100Dなどと変わらず
- Sメーター表示、3分タイムアウトをカウントダウン表示、周波数表示は引き続き搭載
- スキャン速度が倍速化した (DJ-R100D, DJ-P24, DJ-P23比)
- チャンネルセレクト、音量つまみはクリック感増
[DJ-R200Dで削られた?機能]
- 親機と子機間だけが通話でき、子機間同士の無駄な通話や勝手な連絡を禁止できる、クロスTSQモード(DJ-P27互換)
- 相手との距離を音の変化で捉える、ビーコンモード
- ケアモニター
- 通話モード変更の誤操作を防ぐモード固定DIPスイッチ
[まとめ]
特定小電力トランシーバーDJ-R200Dシリーズは基本的にDJ-R100Dの操作性を受け継いだ後継モデルであり、DJ-R100Dに大幅な機能追加といくつかの機能入れ替えがされたものという認識でよさそうです。もっとも関心のあった日本語音声ガイダンス機能は、チャンネルやグループ番号を読み上げてくれるのは良いのですが、セットモードでは表示項目名や設定内容を読み上げてくれると思いきや、セットモード表示の順番の番号だけを読み上げるという、さほど意味をなさない動作と思いました。
発声が操作後にワンテンポ遅れるのも気になりました。音声発声中に無線機が操作不能になることはありませんでした。
今回はDJ-R200Dについて気になったこと、簡単に確かめられることをチェックしました。
メーカーWebサイトにアップされる補足説明書が後日登場するらしいので、もう少し詳しいレビューは後日掲載予定です。応えられるか分かりませんが、リクエストがあればコメントへどうぞ。
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2016/12/15
ウィスラー TRX-1,TRX-2用NXDN復調ファームリリース
米ウィスラーは同社が発売したスキャナー2製品に対してNXDN復調用ファームウェアの提供を公表しました。
・Whistler to Update TRX-1 _ TRX-2 Scanners with NXDN™ – Whistler Group(英語)
写真はハムベンション2016会場で撮影したTRX-1です(撮影許可は得ています)。
ウィスラーのマーケティングマネージャーのWendy Taylor氏は
「今回我々が(アメリカ中部標準時で)2016年12月15日午後12時にハンディスキャナーTRX-1とデスクトップ/車載スキャナーTRX-2のNXDNのアップデータをリリースすることを非常にうれしく思う」
と述べています。
氏が述べている上記12月15日午後12時は日本時間でいうところの2016年12月16日午前3時となります。
恐らく時間になるとダウンロードページか製品ページでNXDN復調機能の入ったファームウェアが配布されるはずです。
これによりTRX-1はハンディタイプのスキャナーとしては世界初のNXDN復調機能を搭載した製品となるでしょう。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・米ウィスラー デジタル復調スキャナーTRX-1,TRX-2発表(2016/07/08)
・デイトンハムベンション2016ぶらり散策(2016/05/26)
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写真はハムベンション2016会場で撮影したTRX-1です(撮影許可は得ています)。
ウィスラーのマーケティングマネージャーのWendy Taylor氏は
「今回我々が(アメリカ中部標準時で)2016年12月15日午後12時にハンディスキャナーTRX-1とデスクトップ/車載スキャナーTRX-2のNXDNのアップデータをリリースすることを非常にうれしく思う」
と述べています。
氏が述べている上記12月15日午後12時は日本時間でいうところの2016年12月16日午前3時となります。
恐らく時間になるとダウンロードページか製品ページでNXDN復調機能の入ったファームウェアが配布されるはずです。
これによりTRX-1はハンディタイプのスキャナーとしては世界初のNXDN復調機能を搭載した製品となるでしょう。
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2016/12/12
アイコム IC-R6カラーモデルの生産を発表
航空無線などの受信に安定した動作と受信感度を持つアイコムの受信機IC-R6に新色が登場します。
・大人気の広帯域ハンディレシーバー「IC-R6」に新色登場 「メタリックレッド」「メタリックブルー」 - アイコム株式会社
上記はアイコム本社に飾られていたパンフレットを撮影したものです。
あらためての紹介となりますが、IC-R6は単3アルカリ乾電池2本で約15時間動作する携帯型広帯域受信機です。
安価で小型ながら電波を高速で探す機能を備え、飛行機や船舶などのアナログ無線電波をキャッチします。詳しくは下の関連記事にレビューがありますので参考にしてください。
同社アマチュア無線機ID-51シリーズには多数の限定カラーバリエーションがありますが、クリアモデルの事例を除くと同一型番での受信機のカラーバリエーション化は国内初かもしれません。
IC-R6の本体は正面と背面の2つのプラスチックパーツで構成されており側面が黒のため、恐らくID-51限定モデル同様のペイントでしょう。アンテナラバーやスイッチツマミ類はすべて黒です。
色以外の仕様は通常のブラックモデルと同じです。
発売は来年2017年1月頃。赤と青両方合わせ全世界で4千台生産ということですから限定モデルになるのかもしれません。
市販のスマートフォンのデザインと比べると受信機のデザインは概して特殊に見えるかもしれないので、カラバリ化はエアバンドリスナーを始めるビギナーの方にとって、よりとっつきやすくなるのではと思います。
(関連記事はこの下です)
[関連記事]
・【追記】アイコムアマチュア無線フェスティバル2016でIC-R8600を触る(2016/12/10)
・アイコム IC-R6ミニレビュー(2014/08/22)
・大人気の広帯域ハンディレシーバー「IC-R6」に新色登場 「メタリックレッド」「メタリックブルー」 - アイコム株式会社
あらためての紹介となりますが、IC-R6は単3アルカリ乾電池2本で約15時間動作する携帯型広帯域受信機です。
安価で小型ながら電波を高速で探す機能を備え、飛行機や船舶などのアナログ無線電波をキャッチします。詳しくは下の関連記事にレビューがありますので参考にしてください。
同社アマチュア無線機ID-51シリーズには多数の限定カラーバリエーションがありますが、クリアモデルの事例を除くと同一型番での受信機のカラーバリエーション化は国内初かもしれません。
IC-R6の本体は正面と背面の2つのプラスチックパーツで構成されており側面が黒のため、恐らくID-51限定モデル同様のペイントでしょう。アンテナラバーやスイッチツマミ類はすべて黒です。
色以外の仕様は通常のブラックモデルと同じです。
発売は来年2017年1月頃。赤と青両方合わせ全世界で4千台生産ということですから限定モデルになるのかもしれません。
市販のスマートフォンのデザインと比べると受信機のデザインは概して特殊に見えるかもしれないので、カラバリ化はエアバンドリスナーを始めるビギナーの方にとって、よりとっつきやすくなるのではと思います。
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・【追記】アイコムアマチュア無線フェスティバル2016でIC-R8600を触る(2016/12/10)
・アイコム IC-R6ミニレビュー(2014/08/22)
2016/12/11
開発中のICー7610を触る
アイコム本社にて開催されたアイコムアマチュア無線フェスティバル2016の会場で開発中のHF固定機IC-7610が披露されました。仕様は完全に決定していないようですがIC-7610発表の様子をお伝えします。
説明されたことを簡単にまとめるとIC-7610はIC-7850やIC-7851にはかなわないものの、IC-7300より性能の良いものが2台載っているミドルクラスの固定機になります。
IC-7610はIC-7300より少し大きいタッチスクリーンを装備。タッチパネルは感圧式と思われ、グローブをはめた状態で操作が可能と推測します。
大画面テレビに本体の液晶表示内容がDVI端子を介して投影できます(インターフェースは変更の可能性あり)。大画面テレビ投影時のフレームレートはIC-7610本体表示と同等の約30fpsを達成。内部部品はIC-7300より高性能なものを使用するとのこと。
2基のUSB端子はスマートフォンやタブレット端末が充電できるとのことです(すべての端末に100%対応するとは限りません)。
送受信性能ともに2008年に登場したIC-7600を凌駕するように開発を進めているそうです。
このIC-7610の発売は来年(2017年)初夏を予定。価格は当記事執筆時点では未定です。
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・【追記】アイコムアマチュア無線フェスティバル2016でIC-R8600を触る(2016/12/10)
・アイコム無線フェスティバル2015のIC-7300説明会に参加(2015/12/06)
・アイコム無線フェスティバル2015で開発中のIC-7300を触る(2015/12/05)
2016/12/10
【追記】アイコムアマチュア無線フェスティバル2016でIC-R8600を触る
大阪で開催されているアイコム本社でのアマチュア無線フェスティバルに来ています。話題の受信機IC-R8600に触ってきましたのでその様子を紹介しましょう。なお、このIC-R8600は現在開発中のため、仕様変更が入るかもしれません。
設定を見るとネットワーク経由でリモート受信できそうな機能があります。
本体は感圧式タッチスクリーンのようです。恐らくグローブをつけた操作も可能でしょう。
メインダイヤルは若干クリック感があり非常にスムースとは言えません。
画面はIC-7300と同等の滑らかさです。デモ機ではダイヤル1がスキャンディレー、ダイヤル2が音量、ダイヤル3がメモリーチャンネルセレクトに割り当てられていました。
AMラジオを手持ちの音楽用ヘッドホンで聞くとフィルター1(最大帯域幅)のとき、市販のポケットラジオに比べハイファイ感のある音が楽しめました。ELPAのラジオER-C57WRのワイドモードといい勝負です。
WFM受信時の音質はAOR AR8000、AR8200やユピテルのMVT-9000、MVT-7100、MVT-7200シリーズと同等か少し上程度でした。
[2016/12/10追記]
デジタルモードを含む全モードで低音と高音の音質調整が可能です。
WFMのときの低音調整周波数は聴感上おおよそ200Hz前後、高音の調整周波数はおおよそ8kHz前後。個人的にはベストでした。モードにより調節可能な周波数が変わるはずです。
デジタル音声の音量オフセット機能は現時点では実装されていないようです。
スペアナ表示の最大スパン周波数は±2.5MHzでした。
IC-R8600の発売は来年2017年春頃、価格は公式には未定となっています。
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・アイコム無線フェスティバル2015で開発中のIC-7300を触る(2015/12/05)
設定を見るとネットワーク経由でリモート受信できそうな機能があります。
本体は感圧式タッチスクリーンのようです。恐らくグローブをつけた操作も可能でしょう。
メインダイヤルは若干クリック感があり非常にスムースとは言えません。
画面はIC-7300と同等の滑らかさです。デモ機ではダイヤル1がスキャンディレー、ダイヤル2が音量、ダイヤル3がメモリーチャンネルセレクトに割り当てられていました。
AMラジオを手持ちの音楽用ヘッドホンで聞くとフィルター1(最大帯域幅)のとき、市販のポケットラジオに比べハイファイ感のある音が楽しめました。ELPAのラジオER-C57WRのワイドモードといい勝負です。
WFM受信時の音質はAOR AR8000、AR8200やユピテルのMVT-9000、MVT-7100、MVT-7200シリーズと同等か少し上程度でした。
[2016/12/10追記]
デジタルモードを含む全モードで低音と高音の音質調整が可能です。
WFMのときの低音調整周波数は聴感上おおよそ200Hz前後、高音の調整周波数はおおよそ8kHz前後。個人的にはベストでした。モードにより調節可能な周波数が変わるはずです。
デジタル音声の音量オフセット機能は現時点では実装されていないようです。
スペアナ表示の最大スパン周波数は±2.5MHzでした。
IC-R8600の発売は来年2017年春頃、価格は公式には未定となっています。
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2016/12/07
アルインコ 全部入り特小無線機DJ-R200Dシリーズ発表
アルインコから同社の特小フラッグシップモデルDJ-Rシリーズの新製品DJ-R200DLとDJ-R200DSが発表されました。
・47ch 中継対応 防浸型 特定小電力トランシーバー&レピーター DJ-R200D(L/S) - アルインコ電子事業部
今回発表されたDJ-R200Dシリーズは特定小電力トランシーバーの機能が全部盛りのDJ-R100Dシリーズの後継機です。
大きさはDJ-R100Dシリーズよりもわずかに小さく、厚みは若干増えています。乾電池を含む重さはほぼDJ-R100Dシリーズと同じです。
DJ-R200DLがロングアンテナモデル、DJ-R200DSがショートアンテナモデルとなっています。製品の性質上、購入後のアンテナの交換はメーカーであってもできません。
カタログと取扱説明書はいずれ公開されますが、この場では現時点で公開されている情報だけでDJ-R100DシリーズとDJ-R200Dシリーズを比較しましょう(クリックで拡大)。
上の表ではDJ-R100DとDJ-R200Dの違う部分を黄色で表しています。
まず気になるのは電池の電圧です。DJ-R100Dでは2.4VからでしたがDJ-R200Dでは3.0Vからとなっています。
情報が正しければEBP-57Nなどニッケル水素充電池は使えないということになります。これはスピーカーの音声出力が上がった(後述)ことが理由の一つと考えられます。
消費電流は全体的に少なくなっているようですがバッテリーセーブ状態の電流は変わりません。
大きさは少し小さく、厚みは少し厚くなり、重さはほぼ変化なしです。
アンテナ全長はDJ-R100Dシリーズよりも5.5ミリ短くなっていますが、受信感度はDJ-R100Dとスペック上違いはありません。
恐らくDJ-P221シリーズやDJ-P222シリーズのアンテナと同じものに見えますがDJ-P221/DJ-P222シリーズのアンテナの長さは16センチのため、9ミリさらに延長されています。
受信方式はダブルスーパーヘテロダインからダイレクト・コンバージョンになりました。スケルチOFF時のノイズにブチブチ音がどの程度入っているかなど、実際の使い勝手が気になります。
音声出力は内蔵スピーカーが従来比2倍になりましたがイヤホン端子からの出力は20パーセント減りました。
DJ-R200Dシリーズの通信方式は単信と半複信のみ明記されていますが、おそらく複信(同時通話)もサポートするはずです。
付属品の種類はDJ-R200Dシリーズはベルトクリップの形状がワニ口タイプに改良され、壊れにくく厚みのあるベルトにも挟めるようになっているはずです。
充電回路はリチウムイオン充電池(オプション)に限って言えばDJ-R100Dシリーズ、DJ-P23シリーズ(生産完了)、DJ-P24シリーズ、DJ-P25、DJ-P35Dと同じと予想します。
DJ-R200Dシリーズ以前の製品では市販ニッケル水素充電池の本体内充電も可能でしたがDJ-R200Dシリーズは前述の定格電圧の仕様変更により、恐らく対応していないと思われます。
それから表にはありませんが、オプションを見る限り、スピーカーマイク端子が2ピンから4極1ピン(ねじ込み式防水)タイプの新型に変更されておりDJ-R100Dシリーズなどのイヤホンマイクなどは変換ケーブルEDS-14を使う必要があります(非防水となる)。
同時通話中継器モード用接続ケーブルもDJ-R100Dから変更されています。
充電器やリチウムイオン充電池は既存の製品がそのまま使えます。
加えて製品ページには音声ガイダンス、ショック&温度センサー、(タイムアウトペナルティ)短縮モード、受信信号録音、設定12chのメモリー、マンダウンなどといったDJ-R100Dシリーズにはない新機能が記載されています。
メニューセット項目はDJ-R100Dシリーズの25項目から50項目以上に増えているということで、何が設定できるのかこうご期待です。
まとめますと、DJ-R200Dシリーズは基本的にDJ-R100Dシリーズのアップグレード版と考えてよいでしょう。ただ単3型(予想)ニッケル水素充電池が使えない可能性が極めて高い点、スピーカーマイクやイヤホンマイクのプラグ形状が異なる点は要注意です。
価格は税抜き3万9千800円。実売はおそらく2万円後半から3万円前半と予想します。「新発売」案内ですから発売は間もなく(12月中~2017年1月)でしょうか。
「ライセンスフリー無線のホビーユーザーも納得の」とあるように、業務用途以外に趣味で楽しめるようにも考えられたDJ-R200DLとDJ-R200DS。発売が楽しみですね。個人的には音声ガイダンス機能が気になります。
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・47ch 中継対応 防浸型 特定小電力トランシーバー&レピーター DJ-R200D(L/S) - アルインコ電子事業部
(公式サイトから)
今回発表されたDJ-R200Dシリーズは特定小電力トランシーバーの機能が全部盛りのDJ-R100Dシリーズの後継機です。
大きさはDJ-R100Dシリーズよりもわずかに小さく、厚みは若干増えています。乾電池を含む重さはほぼDJ-R100Dシリーズと同じです。
DJ-R200DLがロングアンテナモデル、DJ-R200DSがショートアンテナモデルとなっています。製品の性質上、購入後のアンテナの交換はメーカーであってもできません。
カタログと取扱説明書はいずれ公開されますが、この場では現時点で公開されている情報だけでDJ-R100DシリーズとDJ-R200Dシリーズを比較しましょう(クリックで拡大)。
上の表ではDJ-R100DとDJ-R200Dの違う部分を黄色で表しています。
まず気になるのは電池の電圧です。DJ-R100Dでは2.4VからでしたがDJ-R200Dでは3.0Vからとなっています。
情報が正しければEBP-57Nなどニッケル水素充電池は使えないということになります。これはスピーカーの音声出力が上がった(後述)ことが理由の一つと考えられます。
消費電流は全体的に少なくなっているようですがバッテリーセーブ状態の電流は変わりません。
大きさは少し小さく、厚みは少し厚くなり、重さはほぼ変化なしです。
(公式サイトから)
アンテナ全長はDJ-R100Dシリーズよりも5.5ミリ短くなっていますが、受信感度はDJ-R100Dとスペック上違いはありません。
恐らくDJ-P221シリーズやDJ-P222シリーズのアンテナと同じものに見えますがDJ-P221/DJ-P222シリーズのアンテナの長さは16センチのため、9ミリさらに延長されています。
受信方式はダブルスーパーヘテロダインからダイレクト・コンバージョンになりました。スケルチOFF時のノイズにブチブチ音がどの程度入っているかなど、実際の使い勝手が気になります。
音声出力は内蔵スピーカーが従来比2倍になりましたがイヤホン端子からの出力は20パーセント減りました。
DJ-R200Dシリーズの通信方式は単信と半複信のみ明記されていますが、おそらく複信(同時通話)もサポートするはずです。
付属品の種類はDJ-R200Dシリーズはベルトクリップの形状がワニ口タイプに改良され、壊れにくく厚みのあるベルトにも挟めるようになっているはずです。
充電回路はリチウムイオン充電池(オプション)に限って言えばDJ-R100Dシリーズ、DJ-P23シリーズ(生産完了)、DJ-P24シリーズ、DJ-P25、DJ-P35Dと同じと予想します。
DJ-R200Dシリーズ以前の製品では市販ニッケル水素充電池の本体内充電も可能でしたがDJ-R200Dシリーズは前述の定格電圧の仕様変更により、恐らく対応していないと思われます。
それから表にはありませんが、オプションを見る限り、スピーカーマイク端子が2ピンから4極1ピン(ねじ込み式防水)タイプの新型に変更されておりDJ-R100Dシリーズなどのイヤホンマイクなどは変換ケーブルEDS-14を使う必要があります(非防水となる)。
同時通話中継器モード用接続ケーブルもDJ-R100Dから変更されています。
充電器やリチウムイオン充電池は既存の製品がそのまま使えます。
加えて製品ページには音声ガイダンス、ショック&温度センサー、(タイムアウトペナルティ)短縮モード、受信信号録音、設定12chのメモリー、マンダウンなどといったDJ-R100Dシリーズにはない新機能が記載されています。
メニューセット項目はDJ-R100Dシリーズの25項目から50項目以上に増えているということで、何が設定できるのかこうご期待です。
まとめますと、DJ-R200Dシリーズは基本的にDJ-R100Dシリーズのアップグレード版と考えてよいでしょう。ただ単3型(予想)ニッケル水素充電池が使えない可能性が極めて高い点、スピーカーマイクやイヤホンマイクのプラグ形状が異なる点は要注意です。
価格は税抜き3万9千800円。実売はおそらく2万円後半から3万円前半と予想します。「新発売」案内ですから発売は間もなく(12月中~2017年1月)でしょうか。
「ライセンスフリー無線のホビーユーザーも納得の」とあるように、業務用途以外に趣味で楽しめるようにも考えられたDJ-R200DLとDJ-R200DS。発売が楽しみですね。個人的には音声ガイダンス機能が気になります。
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